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モアッジナート、アラブの惣菜パンを召し上がれ!

2026年に年が変わってもう1月も残すところあと僅かとなりました。
みなさん、いかがおすごしでしょうか。MURADOは今年も出来る限り面白いお話をみなさんにお伝えして「アラブ」をもっと身近に感じて頂けるよう頑張ります!


さて、今年最初のお話はアラブ庶民の身近な食べ物から始めましょう!モアッジナート、お惣菜パンのお話です。観光としてアラブの国に行ってもめぐり合えない食べ物です。今日はそれがどんなものかをお伝えします。

1.モアッジナートはどんなもの?どこで売っている?

日本とはパンに対する考え方が違うように思うのでモアッジナートが日本に何に相当するのかうまく例えれないんですが、一番近いのが惣菜パンかなって感じです。ひとつでは足りないですが何種類か買ってランチにできます。つまりお食事になる感じです。どんなパンかは後述しますが、ヨルダンでの話でいうと(シリアとかパレスチナでは事情が違うかもしれないです)まずこの惣菜パンを売っている店を見つけるのちょっと難しいかもしれないですね。一番いいのは街角の惣菜パン専門店です。主食のパンは売っておらず、惣菜パンだけ売っているお店があります。竈があってショーケースに惣菜パンのシリーズが陳列されているお店です。基本的に観光地にはないですね。どのパンをいくつ欲しいかを伝えると竈で温めてくれます。それをボール紙の皿に載せてわら半紙でくるんで提供してくれます。ピクニックに行くときによく買いに行ってランチしたりしてました。

2.サバーネ、家庭で作る惣菜パン

それでは、モアッジナートはどんなパンかに入っていきましょう!
代表選手はサバーネ(SABANEKH)ほうれん草という意味のパンです。必ず三角形になっているのですぐにわかると思います。ほうれん草とたまねぎにオリーブオイルとスマックという酸っぱくて紫色が特徴のスパイスで味付けしたタネをパンで三角にくるんだ惣菜パンです。家庭でも結構作ったりします。焼く前にパンにたっぷりとオリーブオイルを塗ります。MURADOでもキッチンカーで販売しています。仕上げに軽く油で揚げて提供してます。

3.ザータル、タイムと同じ名前の惣菜パン

ザータルはタイムをアラビア語でいったものですが、惣菜パンを指したり、一品料理のこともザータルってよんだり幅広く使われている単語です。惣菜パンの中では特殊な位置づけです。小さい丸型のパンでザータルとオリーブオイルぬって焼き上げたごくごくシンプルな惣菜パンなんですが、このザータルだけはザータル専門店があったりします。専門店のザータルはピザみたいに大きくて人気でだいたい午前中に売り切れてしまうんです。ここまでくると惣菜パンではなくて朝ごはんみたいな感じですね。私はヨルダンにいたころ職場に行ってからザータル専門店に行ってみんな分のザータルを買ってきて朝ごはんとして食べてました。その時にシャーイ(紅茶)が欠かせないですね。ちなみに家ではあまりザータルを焼く印象はないですね。

4.アラ―エスとスフィーハ

次に絶対外せないのがこのふたつ「アラ―エス」と「スフィーハ」両方とも挽肉を使った総菜パンでミートソースを薄く伸ばしたパンに塗って焼き上げたものです。すっごく美味しい!やはりパンは食事だなって感じます。ただ双方に似てる惣菜パンなんですが微妙に違うようです。アラ―エスはパンとパンで挟んでる印象があるんですが、スフィーハは薄い楕円形ピザみたいな感じです。このミートソースのスパイスが効いてていいんですよねー

5.MURADOオリジナル「ホンモスdeハラペーニョ」

さてこちらのモアッジナートは私たちのオリジナルです。中東では売っていません。ただこれを以前から開発したいと思っていました。この「ホンモス」、日本語にするとひよこ豆ペーストです。中東では毎朝食べる食事なんですが、ホンモスにオリーブオイルをかけてパンでディップして食べます。これをキッチンカーで提供するのが難しいんです。どうしてもお皿での提供をしないといけないですし、ホンモスを食べる文化が日本にはないのでイメージが付かないと考えました。そこでホンモスをパンに包んでモアッジナートにしてみました。ただホンモスだけだとちょっと淡泊なのでハラペーニョを載せることでアクセントにしてみるとこれがなかなかの相性でした。

まとめ

今回はアラブの惣菜パンをご紹介しました。ピクニックだったり、朝のお食事、お腹がすいたときにパンをひとつなんて場面もありますよね。そんな時にお勧めなんです。日本の菓子パンもいいですが、ちょっと罪悪感を感じてしまうこともあるのではないでしょうか?惣菜パンならお食事なんで甘くはないですが、しっかり美味しいパンなんで一度トライしてみて欲しいです!