みなさん、こんにちは。今回は少し視点を変えてオリーブの木から生まれる産業を俯瞰し
てみたいと思います。
オリーブオイルはすっかり日本では定着した調味料に発展しましたが、その製造プロセスから生まれる様々なものをお伝えしてみたいと思います。オリーブの木や搾りかす、ピクルスを作った時に残る種などオリーブにはいろいろと活用されています。ではオリーブの世界を覗いてみましょう。
オリーブオイルを搾った後に残る「裏側」の課題
オリーブオイルは、果実を砕いて搾り、水分と油分を分離させて抽出します。この製造プロセスでは、必ず「残りもの」が発生します。
・「搾りかす」の再利用
オリーブオイルは勿論オリーブを搾って抽出したオリーブの水分を分離させて油分だけを取り出したものです。となると当然オリーブの実の搾りカスが残りますね。
この搾りカス、ほったらかすと環境汚染の原因になります。ヨルダンでは結構この処理が問題視されており、ちょっとした環境問題でもあるんです。
そこでこの搾りカスを天日干しして固めて木炭にして再利用するようになりました。オリーブの油分を含んでいるのでとてもよく燃えます。近年ではBBQ用の炭や暖炉の燃料として販売されています。
・深刻な土壌汚染の原因「オリーブの水」
もうひとつオリーブオイルを作る過程ででる産業廃棄物があります、オリーブの水です。
実はこちらが大変な土壌汚染の原因になっていましてとても問題視されています。
ヨルダンでは汚水処理をするために特別な車を呼んで汚水処理をしてもらうのですがこれがかなり高額のようです。そこで結構な小規模事業者はこの汚水をそのまま土壌に排水してしまっているようです。これが結構な土壌汚染をもたらしていると聞きました。
とはいえ小さな事業者にこの処理を自費でさせるにはあまりにも高額なのでこの問題が先送りになっているのが現状のようです。
・「搾りかす」の再利用
オリーブオイルは勿論オリーブを搾って抽出したオリーブの水分を分離させて油分だけを取り出したものです。となると当然オリーブの実の搾りカスが残りますね。
この搾りカス、ほったらかすと環境汚染の原因になります。ヨルダンでは結構この処理が問題視されており、ちょっとした環境問題でもあるんです。
そこでこの搾りカスを天日干しして固めて木炭にして再利用するようになりました。オリーブの油分を含んでいるのでとてもよく燃えます。近年ではBBQ用の炭や暖炉の燃料として販売されています。
・深刻な土壌汚染の原因「オリーブの水」
もうひとつオリーブオイルを作る過程ででる産業廃棄物があります、オリーブの水です。
実はこちらが大変な土壌汚染の原因になっていましてとても問題視されています。
ヨルダンでは汚水処理をするために特別な車を呼んで汚水処理をしてもらうのですがこれがかなり高額のようです。そこで結構な小規模事業者はこの汚水をそのまま土壌に排水してしまっているようです。これが結構な土壌汚染をもたらしていると聞きました。
とはいえ小さな事業者にこの処理を自費でさせるにはあまりにも高額なのでこの問題が先送りになっているのが現状のようです。
ピクルス製造の裏側で活用される「種」のパワー
次はオリーブをピクルスにするときの種のお話。
ピクルスを作る時は必ず種を抜きます。私たちはオリーブピクルスも輸入しているので工場によく行きます。
工場の外の敷地にたくさんのドラム缶が置いてあり、その中には缶いっぱいのオリーブの種が保管されています。この種はかなり有効な再利用手段があるようです。
まずはこの種をしっかり乾燥させて破砕し粉状にします。これが燃料になるといいます。
MURADOのオリーブオイル農園には搾油工場が併設されていて、その施設のボイラーの燃料に使用されているところを視察しました。
物凄くよく燃えており、とてもよい燃料効率の素材になっているようです。
ピクルスを作る時は必ず種を抜きます。私たちはオリーブピクルスも輸入しているので工場によく行きます。
工場の外の敷地にたくさんのドラム缶が置いてあり、その中には缶いっぱいのオリーブの種が保管されています。この種はかなり有効な再利用手段があるようです。
まずはこの種をしっかり乾燥させて破砕し粉状にします。これが燃料になるといいます。
MURADOのオリーブオイル農園には搾油工場が併設されていて、その施設のボイラーの燃料に使用されているところを視察しました。
物凄くよく燃えており、とてもよい燃料効率の素材になっているようです。
木材として実用性を兼ね備えた「オリーブの樹木」
最後はオリーブの木のお話です。
オリーブの木も数年に一回間引く必要があります。
だんだん年齢を重ねると実の付きが衰えてくるので木を切るのです。そうして役目を終えた老木が、素晴らしい木材に生まれ変わります。
・なぜオリーブの木は食器に向いているのか?
よく知られているのが食器です。
日本の樹木は雨が沢山降るので自然と生きるための水分を吸収できます。
ですので日本の樹木は水分が多いとされています。
ところがオリーブが育つ環境、特に中東は日差しが強く、とても乾燥しており雨も僅かしか降りません。凄く過酷な環境で生きているのがアラビアのオリーブの木なのです。
とはいえオリーブの木も生きていますし、生きるためには水分が必要です。ごく僅かな水分を効率よく吸収し保たなければなりません。
オリーブの木はその環境でも生きていくため水分を保つために外皮に油分を張り巡らせ乾燥から身を守っています。なので日本の樹木に比べてとても油分が多い木なのです。
更に効率よく水分を吸収するために管を細くして、その外皮を厚くしてもいるそうです。
こういう性質の木材なので食器にとても向いているそうです。
特にまな板には絶好の素材になるそうです。
目が細かいので水分が入っていきづらく、腐敗しにくいとされています。更に油分も多いので表面がとても滑らかになります。
他にもサラダボールやスプーンやフォークにも加工されています。
・パレスチナの伝統工芸
もうひとつ、オリーブの木の伝統工芸がパレスチナにあります。
オリーブの木で作る木工細工です。ラクダの人形やキリストの彫像などの工芸品も作られています。
時間が経てば経つほど木材のアジがでてくる手作りの工芸品としてもこのオリーブの木は活かされています。
オリーブの木も数年に一回間引く必要があります。
だんだん年齢を重ねると実の付きが衰えてくるので木を切るのです。そうして役目を終えた老木が、素晴らしい木材に生まれ変わります。
・なぜオリーブの木は食器に向いているのか?
よく知られているのが食器です。
日本の樹木は雨が沢山降るので自然と生きるための水分を吸収できます。
ですので日本の樹木は水分が多いとされています。
ところがオリーブが育つ環境、特に中東は日差しが強く、とても乾燥しており雨も僅かしか降りません。凄く過酷な環境で生きているのがアラビアのオリーブの木なのです。
とはいえオリーブの木も生きていますし、生きるためには水分が必要です。ごく僅かな水分を効率よく吸収し保たなければなりません。
オリーブの木はその環境でも生きていくため水分を保つために外皮に油分を張り巡らせ乾燥から身を守っています。なので日本の樹木に比べてとても油分が多い木なのです。
更に効率よく水分を吸収するために管を細くして、その外皮を厚くしてもいるそうです。
こういう性質の木材なので食器にとても向いているそうです。
特にまな板には絶好の素材になるそうです。
目が細かいので水分が入っていきづらく、腐敗しにくいとされています。更に油分も多いので表面がとても滑らかになります。
他にもサラダボールやスプーンやフォークにも加工されています。
・パレスチナの伝統工芸
もうひとつ、オリーブの木の伝統工芸がパレスチナにあります。
オリーブの木で作る木工細工です。ラクダの人形やキリストの彫像などの工芸品も作られています。
時間が経てば経つほど木材のアジがでてくる手作りの工芸品としてもこのオリーブの木は活かされています。
まとめ:持続可能なオリーブ産業に向けて
いかがでしたでしょうか?
オリーブオイルはもう知っている、けどその裏側でいろいろな産業があると私もこの仕事をしだしてから知りました。
環境汚染の問題も解決しなければならない課題ですが、様々な素材としてオリーブは使われていると思うと改めて凄い木だなと思います。
皆さんは、どのエピソードが一番意外でしたか?
オリーブオイルはもう知っている、けどその裏側でいろいろな産業があると私もこの仕事をしだしてから知りました。
環境汚染の問題も解決しなければならない課題ですが、様々な素材としてオリーブは使われていると思うと改めて凄い木だなと思います。
皆さんは、どのエピソードが一番意外でしたか?