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ファラーフェルとは?アラブの定番ファーストフード

ファラーフェルって実は中東でよく食べられている定番の大衆料理ってご存じでしたか?ひよこ豆をペースト状にすりつぶして丸い形にしたものを油で揚げた料理です。

最近ではサンドイッチにしたりと日本でも少しずつ食べられるところを見るようになりましたが、そんなファラーフェルは実際現地の人にどんなふうに食べられているのかお話しします。

ファラーフェルのはじまりは?

今回のコラム記事では、中東の大衆的ストリート&ファーストフードであるファラーフェルをご紹介します。ファラフェルやファラーフェルと呼ばれます。

ファラーフェルはアラビア語のフィルフィル(ペッパー)の複数系ですが、語源となるといろんな説があります。ペルシア語のフェルフェルや古代アラム語のピルパールなどなど。はじまりはエジプトだということは間違いないさそうなんですが、いつから食べられているのかも諸説あります。

ただ昔は油が高級だったことを考えると意外と古くないのかもしれませんね。一説にはある時代に深刻な肉不足に陥り、肉が高騰して困っていたところ豆を使って作り出した安価な蛋白源だったとか。

とはいえエジプトから始まったファラーフェル!中東ではすっかり大衆料理として根付いています。
エジプトではそら豆を使って作ったりしますが、シリア地方(レバノン、シリア、パレスチナ、ヨルダン)ではひよこ豆を使って作ります。私たちMuradoでは「ひよこ豆のコロッケ」って言ってます。

お肉を使わずヘルシーでお手頃なファラーフェルはカリっと揚げてある外側とふわっとした中身の食感も楽しい料理です。

さてそんなファラーフェル、だいぶ日本でもポピュラーになりつつある感じですが、本場ではどんな風になのか今日はお話ししたいと思います。

アラブの大衆料理ファラーフェル

ファラーフェルって聞くとサンドイッチを思い浮かべる方多いのではないでしょうか?
間違ってはいませんが、実際アラブの人はサンドイッチとして食べるのは時々かなって感じですね。日本では朝ごはんに揚げ物を食べることが多くないですが、「ひよこ豆のコロッケ」ファラーフェルは毎朝の食卓に並ぶ朝食メニューが実際です。


中東には必ずと言っていいほど家の近くにホンモス屋さんがあるんですが、地元の人は朝そこに買い出しに行きます。ホンモス(ひよこ豆ペースト)やフール(そら豆ペースト、ムタッバル(焼きナスペースト)といったペースト類、ファラーフェル、ヨーグルトサラダなどなど、朝食に欠かせないプレートを売っているお店です。そこでファラーフェルを「いくら分」とか「何個ちょうだい」ってオーダーするとわら半紙に入れてもらって買います。

自宅に戻ったら揚げたてのファラーフェルをだいたいはそのまま一口でパクッと食べます。ホンモスにディップして食べたりもしますね。あとはレストラン(夕食時)ではメッツェとしてオーダーしたりします。
ファラーフェルサンドは学生とかが通学時に買ってたり、お昼にちょこっとサンドイッチ屋さんで買って食べたりが実情なんです。

考えてみればほぼほぼ毎日食べてますね!日本でいえば多分唐揚げに相当すると思います。
毎日こそ食べないですけど相当な割合で食べられている揚げ物って感じです。


>>>アラブ人が教える本当のケバブについて...の記事はこちらから


Muradoのファラーフェル

さてそんなファラーフェル、私たちMuradoでもオリジナルのファラーフェルを販売してます。

毎週木曜日に田園調布にあるナショナルDen-enでキッチンカーで提供しています。
・ファラーフェルサンド(アラブのバゲット、カエクで挟んでます)
・ファラーフェル単品
・ファラーフェルとホンモスのセット
3種類から選べます。

※写真はファラーフェルとホンモスのセットです。

もちろんその場でも召し上がれますし、持ち帰りも可能です。
アラブの本場の味を是非食べに来て下さい。