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オリーブオイルはどうやって日本に来る?

今日は私たちMURADOオリーブオイルがどのようにして日本に、
みなさんのテーブルにやってくるのでしょうか?
勿論船に乗って!が正解です。しかし、今回はそこを少し深堀してみたいと思います。
ヨルダンではどんな人たちがどんな手続きで?
船の上ではどうなっているの?
そして日本に到着したら?など
どのようにオリーブオイルが届くのか

「オリーブオイル、日本への道」

そんなお話をしたいと思います。

オリーブオイルを運んでくれる、通称「乙仲さん」

ヨルダンからオリーブオイルを仕入れる場合、荷物の手配や運送に携わる業者さんがいます。
一般的に通関業者、通称「乙仲さん」です。
オリーブオイルを船便で輸送する場合、まず購入したオリーブオイルをコンテナに入れます。
なんとなく想像できると思いますが、このコンテナ、どうやって手配するのでしょうか?
それ以前にコンテナは誰が持っているのでしょうか?普通の人は持っていないですよね?

そこでコンテナの手配、輸送、船便の手配、通関業務を全て代行してくれるのが
通称「乙仲さん」こと通関業者です。
普段の荷物の発送とはだいぶ要領が違うので結構な経験が必要かもしれないですね。

オリーブオイルがヨルダンを出国

手配したコンテナを牽引してくれるドライバーさんが工場にやって来ると、
準備したオリーブオイルを積んでいきます。
この時ドライバーさんはオリーブオイルを積むのを一切手伝ってはくれません。
ドライバーさんは荷物にタッチしないのがルールのようです。あくまで牽引だけ。

積み終わったオリーブオイルのコンテナををヨルダンの最南端「アカバ港」に運んでくれます。
輸出事業者は商工会議所に輸出事業者登録を事前にして原産地証明書を発行してもらいます。
その時に必要なのがCommercial InvoiceとPacking Listです。

インボイスは荷物の価格、パッキングリストは荷物の詳細と重量を記載します。
その書類を持って輸出税関に許可をもらった後、実際に船に積みます。
船積みされると船会社がBill of Lading、通称BLを発行します。日本語で船荷証券です。
必ず船長のサインがあります。これらの書類を持って商品を船積みした証明になります。

輸出事業者はこのShipping Document(船積書類)を輸入者に郵送します。
私たちはこの書類がないと日本に着いたオリーブオイルを受け取れません。
すごく大事な書類になります。

船上のオリーブオイル

いったん出港した船は、現在はどこにいるか全て衛星でかなり把握できるようです。
ヨルダンから直行の船便はないので必ず寄港して積み替えされます。
MURADO のオリーブオイルはシンガポール経由が多いです。

日本にオリーブオイルがやってくる!

さて、輸入者である私たちは代行して下さっている乙仲さんに
BLのコピーを渡して荷物の情報をシェアします。
インボイスとパッキングリストも渡して輸入代行をお願いします。

MURADOのオリーブオイルやそのほかの輸入品はすべて食品ですので
「食品等輸入届出書」を厚労省に提出します。
その審査で検査になる場合もあります。

このように輸入品によって関係省庁が異なり、届出だったり、認可だったりと
様々な手続きをして(簡単に言うと)輸入許可がおります。
そして税関に関税、消費税その他税申告して港を通過していきます。

輸出時同様に乙仲さんがコンテナ牽引車を手配してくれて、私たちの倉庫まで届けてくれます。
勿論日本でも同様にドライバーさんは荷物には一切タッチしません。

違いは日本のドライバーさんは車内で荷下ろしが終わるのを待ちますが、
ヨルダンのドライバーさんは水たばことアラビックコーヒーを自分で炭をおこして作ります。

のんびりと終わるまで水たばこを吹かしながら、コーヒーを飲んでますね。これも文化の違いですね!

オリーブオイル「ヨルダンから日本までの道のり」

さて、今日は簡単にですが、
オリーブオイルがヨルダンから日本に届くまでの流れを話してみました。
オリーブオイル以外の食品も同じような流れで日本に入ってきています。

現代の海上輸送のルールを作ったのはイギリスだとされてます。
かつての大英帝国の影響は今でもあるんですね。
話せる必要はないにしても全て英語のドキュメントなんで専門的な知識と経験が求められます。
けど、この流れがないと様々な商品が日本には届かなくなります。
皆さんが食べたり飲んだりしている国外の食品はいろんな人の作業により届いている豆知識でした。

そんなMuradoのオリーブオイルの特徴について書いていますので、
こちらの記事もぜひ一緒に読んでみてください。

>>>muradoの3種類のオリーブオイル