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炒める・揚げるOK!「ヒートプレスのオリーブオイル」

みなさん、こんにちは
今日は炒める、揚げる、で使う油をオリーブオイルに!がテーマです。

オリーブオイルって炒めたり揚げる用に使っていいの?

みなさんの中には「サラダ油は安いけど健康によくないから、、、」
だから出来ればオリーブオイルを使って料理したり、料理にかけたりしたいと思いますよね。

でも高級オリーブオイルで料理、炒めたり、揚げたりは「もったいない!」と感じるのも仕方がない事だと思います。私もお勧めは決してしないです。やはり「もったない」です。

しっかりした風味があり、香り豊かな高級エキストラバージンで炒めたり、揚げたりしてはせっかくの高級なオイルが台無しです。でもどんなオリーブオイルでもいいわけでもないのです。
いままでのmuradoの記事でもお話ししたようにオリーブオイルにもクオリティの高いオリーブオイルと低いオリーブオイルが存在します。その中でも製法にもこだわった「安心で安全な油で料理がしたい」と思うこと。これは当然なことです。
そこで今回はMURADOの新商品「ヒートプレスのオリーブオイル」のお話しをします。

>>> 『高級ないいオリーブオイルとは?クオリティの違いについて解説』の記事はこちらから

オリーブオイルの抽出方法「圧縮法」

そもそもどんな油を作るにも必ず果実もしくは種を搾ります。
この工程を圧搾と言います。英語で「PRESS」プレスですね。

昔は臼を使って磨り潰して植物から油分を抽出していました。
現在はこの「磨り潰す」を機械で行います。ここで重要なのが「温度」と「時間」です。

みなさんもご存じの「COLD PRESS」、これは低温圧搾で、文字通り低い温度で時間をかけて搾ります。こうすることで良質で風味豊かな油を抽出できます。
しかし採れる油の量がどうしても少なくなります。更に時間をかけて搾るので結果として油の値段が高くなります。

では温度を上げて短時間で搾ったらどうなるのでしょうか?
そうです!搾れる油の量が多くなり、しかも短時間で絞るので結果として油の値段が下がります。
これが、今回私たちがご提案する料理に使うオリーブオイル「HEAT PRESSED」ヒートプレスです。クオリティ重視ではなくクオンティティ―を重視した製法です。

つまり、、
COLD PRESSED⇒ 〇 良質、風味豊かで美味しい  △少量で高価
HEAT PRESSED⇒ 〇 多量で比較的安価 △風味や味は損なわれる
となります。

オリーブオイルの抽出方法「溶剤抽出法」

先程「油は搾って採る」とお話をしました。基本はこの製法「圧縮法」で搾ります。
しかし、圧搾法には油分の抽出に限界があり、残った果実や種の搾りかすにはまだまだ結構な油分が残っています。

これを溶かして油分を抽出する現代的な製法が「溶剤抽出法」です。

では、「溶剤」ってなんでしょう?
字を見てもあんまりいい印象は受けないような気がします。この「溶剤」とは、ノルマルヘキサンという石油由来の化学物質を指します。
大豆やゴマ、菜種、勿論オリーブそうですが、これらをこの溶剤に入れて高温で熱して種や果実を溶かして油分を分離抽出することが出来ます。その後更に温度を上げてノルマルヘキサンを揮発させますので一応残りません。

これは圧搾法に比べて多量な植物油を大変安価に精製できます。市販で見かける安価な油はこの製法で作られている可能性が大です。
確かに現代は大量な植物油を消費するので必要かもしれないですが、石油由来の化学物質で溶かして抽出するのってどうなのでしょうか?ちなみにノルマルヘキサンは有害性物質でそのままだと神経や呼吸器の障害を起こします。
他にも様々有害性があるのでご興味のある方は検索してみて下さい。

もうひとつの特徴がその揮発性です。80℃くらいで蒸発します。
この特徴から食用油脂溶剤として油分抽出に使われます。
有害性物質であるノルマルヘキサンは完全に蒸発して精製した食部油には残っていないと体裁なのです。

蒸発して残っていないと言われても私は安心で安全だと思えませんが、みなさんはいかがでしょうか?

ヒートプレス製法でいいオリーブオイルができる理由

このヒートプレス製法で気になる点は油の酸化です。
高温に熱して油分を抽出することで油の酸化が必ず起こります。これは錆びた油とも言い換えられます。
溶剤抽出法では最低でも80℃以上で熱しますので油の酸化が気になります。

そこでMURADOでは、料理用の油として溶剤は用いず圧搾法で油を採りますが、高温で圧搾することでボリューム重視のオリーブオイルを作ります。しかしオレイン酸が多量に含まれるオリーブオイルはとても酸化に強い油なので高温圧搾「HEAT PRESSED」でも良質なオリーブオイルを作ることが出来ます。


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さらにMURADOではコックの付いた「スマートパウチ」を採用することで空気が入らず、遮光性にも優れています。

オリーブオイルはコールドプレス(仕上げ用)とヒートプレス(炒める・揚げる用)で使い分け

高級オリーブオイル 通販
MURADOでのおすすめのオリーブオイルの使い方は以下の通りです。

従来の3種類の「BITTER」「MILD」「LEMON」は、「COLD PRESSED(コールドプレス)」製法です。
出来上がった料理にちょっとずつかけて食べる時に使うのに使用してください。
料理の風味とアクセントとして揚げたり炒めたりなどを「HEAT PRESSED(ヒートプレス)」製法で作った油を使うことをおすすめします。

>>>muradoの商品一覧はこちらから

せっかく良質なオリーブオイルを使って健康を意識して料理を楽しむのなら、作る時も是非意識して欲しいと思います。
安価な「ヒートプレス」で料理して、高価で高級な「コールドプレス」で料理を彩る!
料理の初めから最後まで安心で美味しいオリーブオイルをお楽しみください。