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ヨルダンのインフラ事情~不便だけど面白おかしい生活~

みんさん、こんにちは
MURADOのハミスです。いつも私のブログを読んで下さり嬉しい限りです。
さて、私は2010年初旬~2018年の2月までヨルダンで仕事をしながら暮らしていました。そんな中生活にとって一番重要なインフラのお話をしたいと思います。日本がいかに恵まれている環境で暮らせるかもわかると思います。日本でも豪雨災害で停電や断水も結構起こるようになりました。私の住まいも10日間くらいの断水を経験しましたが、ヨルダンでの暮らしが結構役に立ちました。
今回はシリーズ「ヨルダンの暮らし」として生活に密接なインフラのお話をしたいと思います。

1. 電気

現在の私たちにとって電気は当たり前、しかしなくてはならないインフラですね。
それがなかったら驚くほど何にも動かない、何にもできない暮らしが待っています。想像もできないくらいに…
ヨルダンの首都アンマンに住んでいたのであまり停電することはなかったですが、地方に行くと割と停電すると地方に派遣されている青年海外協力隊員に聞いていました。
といえアンマンは日本と同じように電気は使えていて全く不便はしませんでした。

日本とヨルダンの電圧の違い

違いは電圧です。
世界では220vが主流で日本のように110vは珍しいです。
発電した電気を高圧で送電して減圧して家庭に配電していますが、110vまで減圧するには安全ではありますがかなりのロスがでるような気がします。
ヨルダンで何回か220vで感電したことがありますが、ハンパじゃないです!

面倒な電気代支払い

さて、ヨルダンの電気インフラで面倒なのは支払いです。
毎日検針員がきて支払調書をマンションの地下にある配電盤に挟んで置いていきます。
それをマンションのガードマン(マンション毎に必ずいます。多くがエジプト人)が各家庭のドアに挟んでくれて受け取ります。
それを郵便局に持っていって支払うんです。これが面倒だった!
郵便局自体が日本のようにたくさん支店がないですし、いつもゴッタ返してます。本当に時間だけが浪費されていく…
しかもおつりはナシ!窓口は13時まで!さらに窓口12時半に行っても「明日持ってこい」ときます。
ちょっとでも払わなければ直ぐに電気は切られます。全くこれには困ったものでした。
しかし、私がヨルダンを離れる少し前から支払方法が劇的に改善されました。
コンビニはないので近くのスーパーのインフォカウンター、スマホを使って銀行口座と紐づけしてオンラインで支払う方法やクレジットやデビットカードも使えるようになりました。本当に簡単になりました。電気の問題はこれで解決しました。

2. ガス

実はガスは結構便利だったりします。
日本のように都市ガスはありませんが、ヨルダンではプロパンガスの配布が行われています。

まるで日本の「竿竹屋」!?便利なプロパンガス巡回販売と注文方法

プロパンガスの大変なところはガス缶が大きく重いことだと思います。
実際かなり大きく、20kg近いと思います。
これを買いに行くのではなく、トラックに大量のガス缶を載せたあんちゃんやおっさんが運転する車が町を巡回して配布しているんです。これは結構便利!
しかし、ガス配布が来たのをどうやって知るのか?気になりますよね?
みなさん「竿竹屋」ご存じですか?あれと一緒です。
車から「ガス屋」ならではの音楽が流れていてそれが遠くから聞こえてきたら窓から下を見ていて車が通ったら「マッアッレム」と叫べばOK!
下から「ガッデーシ」と聞かれ「ワハデ」もしくは「ティンテーン」と答えれば成立します。
すいません、何を言ってるかわからないですよね?
「マッアッレム」は先生という意味で、店員さんを呼ぶときに使う「すいませーん」と同じです。
「ガッデーシ」は何本という意味です。
そこで「ワハデ」は1本、「ティンテーン」は2本みたいに本数を伝えるんです。
そうする車を停めて上まで運んできてくれます。重いから助かります!

ヨルダンのガス料金事情と現地流のガス漏れ確認方法

そしてここがポイントです。ヨルダンでは自分の家で使っている空のガス缶と引換えに新しいガス缶が受け取れるという仕組みです。
つまり、ガス缶を持っていないと取引できないです。そのため、最初はガス缶ごと買わなければなりません。そこからヨルダンのガスライフが始まります。
私がいた時から現在までガス缶一本の料金は変わっていません。すごいですよね!
一本のガス代が7JD、日本円で1000円ちょっとですね。高くはないと思います。
このプロパンガスをガスコンロのあるキッチンにガスホースでつないで設置します。自分でつなぎます。あんちゃんやおっさんはやってくれません。彼等は新しい缶を置いてお金を受取って(もちろん現金のみ)空のガス缶を持って立ち去って行きます。
自分でレンチを使ってガス缶の接続部分とガスホースを繋げます。出来ない場合や特に主婦はガードマンを呼んでやってもらいます。私は自分でやってました。
繋げたらボルトをしっかり締めて、周りでライターでカチカチ、これでガス漏れがないか確認します。
できたらガス缶をコンロがある棚に閉まって作業は終了、これで新しく料理ができます。

ガスの瞬間湯沸かし器はない!?ヨルダンのお風呂・お湯事情

みなさん、ここで「お風呂のガスはどうしているの?」と気になりますよね?
ヨルダンはお風呂に使う瞬間湯沸かし器はないんです。
ヨルダンではお風呂に習慣はないんでシャワーだけで済ませます。
日本人からしたら考えられないと思います。、赴任する日本人が一番気になるところが、おそらくシャワーではないでしょうか。
水を「ギーザル」もしくは「ディーゼル」でしばらく温めてから入ります。
蛇口を捻ればすぐにお湯が出ると思っている日本人、ヨルダンではそんな甘い話はありません。
ただただ冷たい水が出てきてびしょびしょになるだけです。
私の友人がヨルダンに来るたびに「お湯がでない!」と文句を言い、「そんな訳ないだろ、日本じゃないんだぞ!」と私。日本は本当に便利なんです!是非感謝して下さいね。
ちなみに「ギーザル」50L~100Lくらいのタンクで中に電熱棒が入っていて電気でお湯を作り、保温しておく熱機器で、「ディーゼル」はマンション地下に設置されているボイラーを軽油で温めてお湯を作る総称です。こうやって住人が実際にお湯を沸かしてシャワーを浴びます。
しかし、私がヨルダンに滞在していたときに流行していたのが「太陽熱温水器」。これは便利でした。自然の太陽熱を屋上に設置した機器のガラスチューブで温めてタンクに格納、そのお湯を家庭に流してお湯を使う熱機器です。大量にお湯が作れるので私はお風呂に入っていました。幸せでした。
難点は配水設備の設置なのでよく壊れるところでした。自分で直していましたけどね!

まとめ

さて、今回はシリーズ「ヨルダンの暮らし」としてインフラ事情、電気とガス編をお送りしました。
不便をすると勉強にもなるし、人との会話が増えて繋がりも出来て、腹も立つけど楽しい面もあってね。私の名言をひとつ!
「便利は人との関りを希薄にし、不便は人との繋がりを作る」
お後がよろしいようで…
次回は水道とガソリン事情をお話します。
それでは、ごきげんよう。